ThinkPad X1 Carbon 2016 米沢モデルの性能とレビュー
ThinkPad X1 Carbon 2016 米沢モデルの性能とレビュー
ThinkPad X1 Carbon 2016(米沢モデル)を購入しましたので、性能などをレビューしていきます。
X1 Carbonは14インチモニタ(2560×1440)でありながら、重さは1.18kgと非常に軽量かつ薄さを実現した最も持ち運びに適したノートPCといえます。
持った感じはToshiba R631 (1.12kg)より軽い印象を持ちました。
主にビジネスでのみ使用する用途で購入しましたが、毎日持ち運びしても苦にならない、薄さと軽さで大変重宝しております。
米沢モデルは、日本(山形)での完全受注生産となっており、信頼のMade in Japanで、カスタマイズが可能です。
私が注文したスペックを記載します。
ThinkPad X1 Carbon 2016 米沢モデルの性能とレビュー (スペック)
ワイヤレスインテル Dual Band Wireless-AC 8260(2×2) + Bluetooth 4.1 vPro非対応
モデル | X1 Carbon |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
CPU | 第6世代 インテル®Core™ i7 6600U 2.6Ghz |
メモリー | 16GB(LPDDR3 SDRAM) |
HDD | SSD 512GB (PCIe-NVMe) |
ビデオ・チップ | インテル® HD グラフィックス 520 |
ディスプレイ | LED バックライト付 14.0型 WQHD IPS液晶 (2560×1440)、光沢なし |
インターフェース | Lenovo OneLink+ x 1、miniDisplayPort x1、HDMI x1、マイクロフォン・ヘッドフォンコンボジャック |
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) | 約 333x229x14.95-16.45mm |
質量(バッテリー・パック、を含む) |
約 1.18kg
|
バッテリー駆動時間 | 最大 約9.8時間 |
ワイヤレスは購入時。Dual Band Wireless-ACしか選択できませんでした。現在も米沢モデルはTri Bandには対応していないようです。
サポートにTri Bandを選択することが可能か問い合わせると、現状問題があり、選択できないといわれました。
また、問題解消には時間を要するらしく解消するまで選択はできないとのことです。
米沢モデルではない中国生産のモデルですと、Tri Bandを選択できますが、なぜ選択できるかは不明です。
中国モデルでTri Bandを選択する際は、一度問い合わせをすることをお勧めいたします。
注文してから納品されるまでのおよその目安は3週間以上と見積もっていいたほうが良いかもしれません。
私も受注してから納品まで3週間以上かかりました。
Lenovo Thinkpad X1 Carbonの開封
シンプルな赤い箱に入っており、想像して大きさの箱より一段と小さく感じました。
付属品は非常に少なく、シンプルです。
必要最低限の付属品しかないのですが、この付属品で事足りるので特に何かを別途購入する必要はありません。
オフィスと自宅で使用するため、私はACアダプターを追加で購入しました。
ThinkPad X1 Carbon 2016 米沢モデルの性能とレビュー (性能)
CrystalDiskInfo
X1 Carbon 2016のSSDはSAMSUNG製 MZHPV512を使用していました。
HDDベンチマーク
SSD PCIe-NVMeだけあってさすがに早いです。
私の自作PCのSSDと比べてシーケンシャルRead/Writeは3倍近く早いです。
SUMSUNGのメーカー公称値ではRead 2150 MBps / Write 1500 MBps となっていましたが、2150 MBpsとまではいかないようですが、十分すぎ性能です。
実際に自作PCのSSDとの速度の体感差はあるものの気になるほどの差ではありません。
ビジネス用として使用している際にMySQLなどのDBをローカルのVMなどで使用する時に際立って体感するぐらいです。
1ヶ月使用した後のSSDの速度変化
HDDベンチマーク
仕事上、500MBクラスのデータを削除したり登録したりすることが多いため速度はかなり遅くなっています。
Lenovo標準の最適化ツールを使用すれば速度は改善されると思います。
CINEBENCH R15
Core i7-6600U本来はもう少しスコアがいいのですが、X1 Carbonでは300cbを割っていました。
誤差程度だとは思うのですが、BIOSの設定によってはもう少し性能が上がるかもしれません。
3DMARK 11
Intel HD520ですので3D性能にはほぼ期待していないのですが、ライトな3Dゲームならできるかもしれません。
最近のMMOなどは画質設定を落としてもプレイすることは厳しいかもしれません。もともともビジネス用途のノートPCですので期待しないほうがいいですね。
MHFベンチマーク【大討伐】
1920×1080
とても快適とはいえないようです。
さすがにこのPCでモンハンなどのゲームをすることはあきらめたほうがよさそうですね。
2560×1440
参考程度で2K環境でのベンチマークを計測してみましたが、フレーム落ちが顕著にみられ、PC自体の温度も高温になりFANがフル回転する始末でした。
Thinkpad x1 carbon 2016 米沢モデルの性能とレビュー(総評)
3D性能は予想通り思わしくないですが、ビジネス用途での使用は非常に向いていると感じました。
現状(2016年7月現在)16GBのメモリを搭載し、重量が1.2Kg以下のノートPCとなるとLenovo Thikpad Carbonぐらいしかありません。
もちろんVAIO等もありますが、コストパフォーマンスから考えてもX1 Carbonが最有力候補といっても過言ではないでしょう。
私も、X1 Carbonを購入するにあたり、検討した他のノートPCはVAIO Z,XPS13,Mac Book Pro等です。
ビジネス用ノートPCを検討している方は検討してみてはいかがでしょうか。